※ 松田×新一ですよ!間違えてきた方は逃げて下さい!

































my real lover






























貴方のことしか考えられない僕は、寂しい人間なのでしょうか―――――――――

































* 愛鬱































「ほんとに勝手な人なんだから・・・・・」

携帯をオフにして人通りの多い通りで来ない人に愚痴を言って項垂れる。
通り過ぎる人たちがじろじろ見ているが今は気にしていられない。

やっぱ遊び・・・・・・なのかな・・・・。
よくよく考えるとあんな人が俺の告白受けてくれた事自体奇跡みたいなもんだし。気まぐれで男とも付き合ってみるか、みたいな?
ハハ、なんか自分で考えて自分で悲しくなってきた。


こんな我侭な女みたいなこと自分が考えるなんて。
仕事と自分とどっちが大切なのか―――――――

もちろん仕事をしている彼は好きだ。むしろ爆発物解体中の彼の瞳に一目惚れしたのだから。解体の経験がなく、怯んでいた自分を叱咤してくれた厳しさにも魅かれた。回りで自分にそんな風に言ってくれた人は今までいなかったから。

みんな、俺のバックにいるあの人たち(両親)にビビッてんだよなー

彼、松田陣平はそんなこと面倒くさくて気にしてられるかと他の人に接するのと同様に新一にもぶっきらぼうに、いっそ失礼なほどの物言いをしていた。

始めは驚いたけど、それがどれだけ嬉しかったか、あの人はきっとわかっていない。


「帰るか・・・」
ずっと此処にいても仕方がない。予約していたレストランは当然キャンセルだ。

「ハァ・・・・」
「あの・・・・・お一人ですか?」

前を向きここから去ろうとすると、近くで躊躇いがちな女性の声がした。

「ええ、ドタキャンされてしまって・・・・・」
「実はわたしもなんです。あの・・・、近くにいいバーがあるんですが、ご一緒しませんか?」

逆ナンには不慣れそうな品の良い美しい女性だった。にこりと笑って了承の返事をしようとした瞬間に思わぬ声が邪魔をした。


「おねーさん、悪いけど他あたってくれ」
「え?」
新一が驚いて声のしたほうを見ると息を切らした松田がいた。

「あら残念。お連れの方いらっしゃったのね」
松田が新一の肩に手を乗せ、悪いねと軽く言うとあっさりとその女性は離れて行った。


「松田さん・・・・何でここにいるんですか?」
先ほどの落ち込みも手伝って咎めるような言い方になってしまった。

「何だよ、その言い方?仕事終わらせて来てみりゃお前は女にほいほいついて行こうとして・・・」
「独り身の寂しい季節ですからね」
この場に来てくれたことは嬉しいが、もう今からではレストランにも行けなけりゃ、終電も怪しい。素直に喜ぶことができないのは、今日の約束が自分だけにとって特別であったのだと自覚してしまったから。

タクシー拾って帰るなんてバカみたいじゃん?今日は泊まるつもりだったのに。

むすっとした表情は崩さずに、松田から離れるべくすたすたと歩き出す。

こんな子供な俺、いつ捨てられてもおかしくないのかもしれない。きっと怒って、女性のことを謝りもしないことに呆れている。


「新一、乗れ」
「乗れって・・・・・車持ってないじゃん」
「借りて来たんだよ、いいから早く乗れよ」
「・・・・・・・」


松田に促されるまま道端に停めてあった車に渋々乗り込んだ。警視庁で見たことがある車種だと思っていると松田がアクセルをふかした。

そういえば運転してるとこ見るの初めてだ・・・・・・

好きな人の運転する姿は格好いいと言うがその通りだった。性格とは裏腹に滑らかなシフトチェンジで無駄のないハンドル裁きをした。車を持っていないにもかかわらずこんな風に運転ができるのは爆発物処理班の器用さ故であろうか。

前は綺麗な女の人乗っけてどっか行ったりしてたのかな?

後ろ向きな考えから離れることのできない自分に自嘲して、雰囲気を変えるべく松田に話しかけてみる。


「運転、お上手なんですね」
「まぁな、昔は山で車転がして遊んでた時期もあったからな」
「走りやだったんですか?」
そうだとしたら意外だ
「そんな大層なもんじゃねーよ、自分の思い通りに動くようにしたかっただけだ」
「いいですね、運転が上手って。僕も早く免許取りたくなってきましたよ」
「こんなことでお前に褒められるとは思わなかったな。ま、運転できるやつはセックスもいいって言うし、男としちゃ誇れることだけどな」
「はっ?せっ・・・・//////」

いきなり何下ネタ出してんだこの人!そんな話題今まで出たことなかったのに!

「新一?顔赤いぜ?高校生探偵君は案外うぶなんだなー」
「ほっといて下さいよ!」


顔の赤みを引かせようと窓を少し開ける。
横で涼しい顔で運転をする男が憎らしい。こっちは思わず自分たちのその・・・を想像してしまったというのに。彼が自分の上で・・・うにゃうにゃ。
こんなに反応するのはおかしいのだろうか?まだ、第一段階さえ終わっていない自分達には到底先の見えないことだと、彼は冷静でいられるのか。

それとも、軽くそんな話題が出せるほど自分は恋人として意識してもらえてないのか・・・・・



「もうすぐ、確かめさせてやるよ・・・・・・」

呟いた松田の言葉は、風に遮られて新一の耳に入ることはなかった。



















お初松新。何故か書きやすい・・・。マツダさんのキャラ勝手に作ってるからかな?
ココまでは危険5話とまったく同じです。次から付け足した部分です。