Are you virginity?













「新一の初えっちっていつ?」
「ごほっ!」
「あ!大丈夫?火傷してない?」
「お前が変なこと聞くからだ!!」
「だって気になるじゃーん。で、いつなの?」
優しい口調だが有無を言わさぬ迫力に拒否権は与えられないのだろうと悟った。


「・・・・・中1」

「・・・・・・・・・・・・・マジ?」
「嘘言ってどうすんだよ・・・」
「う・・・」
「か、快斗?」
大丈夫かこいつ・・・
「うわーーーーーーーん!!オレの新一食ったの誰だよーーー!!?」
「声でけーって」
「だってオレより先に新ちゃんの裸見たなんて・・・・やだよーーーー!!」
いい男がぎゃーぎゃーと泣きわめく様子を目の当たりにした新一はそのあまりに現実離れした様に軽く現実逃避をしていた。

チガウ、これは快斗じゃない。本当の快斗はいつも気障で、かっこよくて、一言で俺を陥落させて、マジックが上手くて、優しくて、男らしくて・・・・・
とにかくこんな簡単に泣くような奴じゃない!そしてガキみてーにわめいたりしない!


「どんな人としたの?付き合ってたの?」
眼に涙を溜めたまま快斗が聞いてきた。
「付き合ってはなかったな。ロスに居た時になんつーか、成り行きで・・・」
「オレより先にするなんて・・・・・シクシク」
「・・・お前だって俺が初めてじゃないだろ?」
経験豊富なのはむしろそっちではないか。聞きたくなかったから聞かないようにしてたのに。何十人いるかわからないお前の昔の女の話なんて絶対聞きたくないのに。


「オレ、新一が初めてだもん・・・」
「・・・・・・・なに?」
「新一としたのがオレのお初なの!快斗クンは新一に童貞奉げたんですー。」
「え、・・・・・マジで?」
「嘘言ってどうすんのさ・・・」
すっかり拗ねてしまい膝を抱えて丸まった快斗を見ると、本当に嘘はついていないようだ。

「じゃあなんであんなに・・・・・その、慣れてたんだよ?」
罰が悪くなって眼を逸らして聞いた。

「いろいろ読んで勉強したんだよ。新一に痛い思いさせたくなかったし。マジシャンだし手先の器用さには自信あったけど」
「悪かった・・・・な」
ここは謝るべきなのか?と疑問に感じつつも酷く落ち込んでしまった快斗に浮上して欲しくて声をかける。

「新一早すぎ。変態。遊び人。女好き。バカ。あっちで金髪ねーちゃんといちゃいちゃしてたんだー」
「・・・・・おい」
ムカついても何も言い返せないのが辛い。確かにあの時は軽い気持ちだったし、快斗には申し訳ないと思う。そして快斗が女性としたことがなかったという事実は自分にとってとても嬉しいことであった。


まだ不貞腐れてやがる・・・・・・しょーがねーなぁ。
たまにはいいかと着ていたシャツの襟元を緩めた。
「快斗」
「・・・・・・・」
こちらを見ようとしない快斗の頭に手を差し入れ、髪を梳いた。驚いて顔を向けた快斗の口唇に自分のそれを重ねる。
「しようぜ?さっきの話忘れるくらい激しいの。何でも言うこと聞いてやるから機嫌直せ」
耳元でそう言えば途端に笑顔を見せるさっきまで泣いていた自分の恋人。

「新一・・・・・、新一〜〜〜〜vv」

快斗は尻尾を振ってがばっと新一を押し倒す。始めはキスからするのが癖な快斗は新一にちゅvちゅvと短いキスをした。
今日は長そうだと思いながら新一は深くなったキスに快斗の首に腕を絡めた。














早すぎなくらいが好き。