「快斗・・・・・?」
「し、・・・ん・・いち」
一番見られてはいけない人に見られてしまった。この・・・白い姿の自分を。

「う・・・・・そだ」
「新一、オレはっ・・・・・」
「だって、キッドがテレビに出てるの一緒に見てたし、二人でキッドの現場行ったときだってずっと一緒に居たじゃないかっ!」
そうだ、快斗がキッドであるはずがない。きっとこいつはふざけて俺をからかっているんだ。
でも、いくらそう思おうとしても快斗の眼が俺の期待を裏切っている。

「新一、オレの話を聞いて・・・?」
「いやだっ!」
新一は両腕で耳を覆い快斗の声を遮った。

本当に気付いていなかったのか?こんなに側に居て何故俺が気付かない?
それに・・・・・・今のこの既視感はなんだ?

「新一っ!!」
固く閉ざされた新一の耳から力ずくで腕を退け、両手首を掴んで耳に直接言葉をおくる。

「いい?新一、今見たことは目覚めた時にはすべて忘れるんだよ?」
「やめろっ!!いやだ!」
「3つ数えたら君は深い眠りにつく・・・・・」
「快斗っ、お前はいつもこうやって・・・・・!」
「3,2,1・・・・・」

目を閉じ、穏やかな寝顔を見せる新一の髪をゆっくりと梳いてやる。

ごめんね、新一。でも、一緒にいたいんだ・・・・・






「バ快斗ー、コーヒー飲みたい」
「はいはい、淹れるよv」
「ブラックな」
「了解〜♪」
「あ、俺今日米花博物館だから遅くなる」
「怪盗キッド?」
「ああ」
「今度こそ捕まるといいね」

ぜってー捕まえる!と意気込む新一を見て安堵した。
君はまだオレのもとに居てくれるのだと。






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