片眼鏡








「ただいま〜」
「おかえり、今日の仕事上手くいったか?」
リビングのソファに座ってノートパソコンをいじっていた新一が顔を上げて聞いた。
「盗むのはちょろかったし、確認もすぐ終わったんだけど・・・・白馬がウザくてさー。ちょっと時間かかっちった。」
探偵の新一に仕事(キッド)の報告するなんてやっぱり不思議だ。探偵は警察とそんなに変わらないし、犯罪者は例外なく断罪するものだと思っていた。けど新一は違った。オレの存在を許容してくれたし、時々手伝ってくれたりもする。
同じ探偵でも違うもんだよなぁー..........
「・・・・・白馬がウザかったって?」
またあいつは何やったんだよ?俺に現場に来い来いうるせーんだよな、あいつ。
「またなんか研究所で作ったみてーでさ、完成品全部試してんの!ワンプッシュで広範囲に網が広がってキッドを捕まえられるっていう装置とか、強力な自白剤入りジュース飲ませようとしたり、トランプ銃に対抗してチェス銃打ってきて――――――」
「いや、もういい・・・下らなすぎて聞いてらんねー・・・」
「オレも初めはおもしろくて相手してたけどさー、飽きたから帰ってきたv」
早く新一に会いたかったしvv



「あ」
新一の横に座ったら新一がパソコンをテーブルに置いてオレの顔を覗き込んできた。
「なに?なんかついてる??」
新一の方から顔を近づけてくるなんて青天の霹靂だ。いつもちゅうする時はオレからだしー。でもよく考えたらじっくり見たことなかったかも。いつも切羽詰まってるからなぁ・・・・・
「うん。おまえ、ココに跡ついてる」
「え?」
そう言って新一はオレの顔の中心に手を持ってくると、鼻梁の上部から眉間にかけてを指で撫でた。それだけでなく跡をよく見たいらしく顔をぎりぎりまで寄せてくるのだからオレはしばらく微動だにせず固まっていた。
「あ、わかった。モノクルだ。あれ鼻で固定してんだろ?」
合点がいってもなお跡を撫でる新一。眼がよってるよ?
「え?あ、そうなの?モノクルってのは、鼻も支えになってるかもしれないけど、目の窪みに固定するもんなんだよ。」
相変わらず近くにある新一の顔をじっと見ながら説明したけど逆に興味を惹かれたらしい新一はさらにオレの顔をあちこち触り始めた。へぇ、よく落ちねーなーとかだから西洋で多く使われていたのか?とかあれスカウターみたいだよな・・・とかぶつぶつ呟きながら触っていてこの体勢の危険さに気付いていない。

これってけっこうエロティックだと思うんですけど・・・。工藤さんはどうお思いですか?
つーかオレの顔を両手で撫でまわす新一。それがエロくなくて何をエロいと言おうか!


・・・・・そろそろオレの理性もやばいので形成逆転させてもらおうか。触られたからには触り返さないとねv


新一の両手を取って眼を合わせてにっこり笑う。この顔に弱いことを知ってるから。君が密かにオレの顔を気に入っていることも。

「新一、今度はオレのばんだよ?」

























初めて最初から付き合ってる設定で書いたかもしれない・・・。あ、付き合ってます、この二人。そして新一さんは謎にとことん食いつくのです。

モノクルで調べたら上のように書いてあったのですが、まだなんでくっついてんの?と思ってます
スカウターは龍玉のアレです。