邂逅







 新一が地球連合軍の保持する最強の兵器、X105ストライクガンダムに乗っている事を知ったのは、俺がザフト兵としてヘリオポリスに降りた時だった。




 脳裏で桜が吹き荒れる。
 また会えると微笑った時はどこへ行った?
 なぜ俺たちが戦わなければならないんだ?
 俺がザフトだから?新一が地球軍なんかにいるから?

 離れているなら、連れてくればいい…新一もコーディネーターなんだから、それが一番自然だろ?




「新一、ザフトに来い!」
 開いたコックピットに向かって叫ぶ。俺と違う色、形のパイロットスーツを着た彼の身体が強張るのが見えた。
「快斗………でも、俺は…っ…!」
「お前が地球軍にいる理由なんてないだろう!?」
「………理由…?」
「新一……頼むから、俺にお前を討たせないでくれ」
「………仲間がいる…」
「え………?」
「俺には、ここに死なせたくない人が、仲間がいるんだ…ッ!!」
「新一っっ!!」
「ゴメン快斗、………今俺がここを離れるわけには…」
「いいの?」
「………」
「今離れれば、また敵同士だ。命令があれば俺はストライクやアークエンジェルを……討つ」
 最後の悪足掻きだった。自分より地球の奴らをとった新一に、優しい新一に守られているナチュラルに怒りが込み上げた。
「俺は快斗を討ちたくなんてない!だけど……ミネルヴァが攻めてきたその時は……俺はストライクに乗る。お前が立ちはだかるなら、お前は敵だ。快斗」
「わかった…次に会う時は、俺がお前を討つ…!」
「俺もだ、快斗!」

 睨んだ視線の先、新一の眼はあの日と同じブルーだった。宇宙の青より深いその青はもう俺の手の届かない処に行ってしまった。
 そんな気がした。


「ちくしょう…っ…!」

 ただ君が首を縦に振れば全てが元通りだったのに。
 でもこの時の俺はまだ、新一をこの手にかける事などないと思っていた。
 そうこの時はまだ…解かり合えると信じていた――――――――――





end













『あんな〜に一緒だぁったのにぃ〜♪』が流れてきそう。
あのシーンを捏造…