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devil children 「キラvv」 「あ、アスラン。早かったね」 ぱたぱたとスリッパを鳴らせて来てくれたのは俺の愛しいキラv夏の暑さも吹き飛ぶその笑顔ごと抱き締めようとしたのだが。(お前が暑苦しい) 「キラ。この人誰ですか?」 下から聞こえる声に目線を落とすと、薄緑色の髪の小学生がキラの後ろからじっとこちらを見ている。 「アスランっていうんだよ。僕の……お友だち」 「なにしに来たんですか?」 「アスランはね、凄く頭が良いんだ。だから今日は僕に勉強を教えに来てくれたんだよ」 「ふぅん…」 「アスラン、この子はニコル。僕の親戚の子なんだ。ちょっと顔似てるでしょ?」 「キラの親戚の子か。どうりで可愛いと思ったよ」 「アスランはそればっかりなんだからっ!」 日頃可愛い可愛いと外聞もなく言っている為キラはこれくらいで怒ったりはしない。ただ言いたい事が一つ、キラとニコルは全く似てないぞ。 照れるキラを見て眼の保養をしていると、下の方から只ならぬ視線を感じた。 会ったばかりのニコルだった。キラと話している時は大きな眼をぱっと開いて可愛らしかったその姿が…今は影も形もない。 「キラ、僕もお勉強します!」 「あ、そうだね。ニコルも夏休みの宿題やらなきゃね。ニコルもいていい?アスラン」 「あ、ああ…」 キラがリビングに向かう後ろを金魚のふんのようについて歩くニコル。さっきのは錯覚だったのかとふわふわした髪の子供を見ていると、不意に横顔で俺を見遣り、ニヤッと子供らしからぬ笑みを見せた。 こいつは敵だっ…! 瞬間、そう察した俺は急いでキラの後を追うのだった。 つづく? タイトル、デビチルです。刹那です。 |