早くその真紅を脱ぎ捨てて
僕の元へ帰ってきてはくれないか…
その四肢で僕を捕えて離さないでいて欲しいんだ


「アスラン…ッ…」


もう泣かないと決めた僕をいとも簡単に涙させる
「泣くなよキラ」といつも言う癖に、一番僕を泣かすのは君なんだ


カガリが心配して僕を励ましてくれる
ラクスも背を撫でて優しい言葉をくれる


だけど、今僕が欲しいのは……


「ぅっ………ア、…スラン………寒いよ…」

とても寒いんだ、君がいないと駄目なんだ

だから


冷たい鋼鉄を介してでもいい

君を感じる事が出来るなら



無機質なモニター越しにでもいい

綺麗な声を聴く事が出来るなら



なのに


何故今はそれすらも叶わないんだ



「…会いたい……会いたいよ……アスラン…ッ!」




僕の涙の量にも限度があるんだよ、アスラン



いつもの様に少し困った笑顔で、僕を溶かして…



この凍えを止める事が出来るのは


君だけなんだから














アスランはまだザフトにいるということで